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レースレポート

皆さんぼちぼちやってますか?




ワイはぼちぼちやってます☆




ついに終わってしまいました…世界選手権。




約1500人以上の選ばれし者が集まり、ここフロリダに集結した強者達。




たくさんのドラマと感動があり、そこで競技出来た事は必ずプラスになるだろうし、もっともっと強くなりたいと心の底から思えたレースでした。




さて、レースレポートを書いていきたいのですが、まずどこからいけば良いのやら(笑)




起床は4時。実は選手用のリストバンドが取れてLOSTしてしまったので、5時にバイクを持ってこいと係りの方に言われていました。




今回のレーススケジュールは、プロカテゴリーが6:45start、僕が出場するageカテゴリー(25~29歳)は8:00start。




時間の余裕もあり、スタート三時間前に食事を済ませてからプロ達の動きを見ていました。




アイアンマンシリーズのトランジットは特殊(日本が特殊??)で、スイムから上がったたらシャワーのあるところでスタッフにウェットスーツを脱がしてもらうのです。




「シットダウン!」




すぽーん!(笑)




…。




そのウェットを持って前もって準備していた、

Bikeギア、runギア袋

を取りに行き、テント内でトランジットを行うのである。




スイム関係は次に移るバイクバックに詰め込み、バイクセットを身に着けてバイクラックに向かう!




バイクスタートは従来通り、バイクスタートラインまで押して行き、乗車ラインで思いっきり飛び乗る!オリャー




バイクフィニッシュは降車ラインで降りてから、ボランティアの方にバイクを預け、再度ギアバックまで走る。




ここでランギアバックを取ってからテントに向かい、ランの準備をして走っていくって言う流れです。

※ちなみにこのテントで使用したバックはスタッフの方が回収してくれます。




こんな感じかなぁ~。日本の大会とは全然ちがうので、最初は理解するのにすごく苦労しました。だって英語がわからないんだもーん(笑)






レース当日はもちろん晴れ☆風は強く、紫外線はギラギラ…ただ、天候的には最高のコンディションでしたね☆




8:00…スイムスタート!




スイムに関しては今までで最悪の展開(汗)。遠浅なので、スタート直後は一斉にドルフィンで沖に向かって行くのですが、後ろから2m近くある大男に背中からダイブされる!!




その時に、「こりゃー下手したら殺されるなっ。。。」って制御反応と、心拍数が一気に上昇!本当にやばかったです!




結局泳ぐのをやめて最後尾からのスイム再スタート。ま、こっちの方が落ち着いて泳げたけど、集団にはおいて行かれるわ、一番最後を泳いでいるわで、なんだかちょっと寂しい感じでした…。




スイムアップして、バイクラックに向かうがライバル達のバイクは一切なし。相当焦る!




バイクスタート直後から一気に上げて遅れを取り戻そうとするが、相手はデカい外人ばかり。集団だったし、まず追いつくことは無理だと思ったが…。




僕は約15㎞毎にジェルと固形物を交互に摂取します。一回目の補給の時だったと思うが、ちょうどエイドステーションがあり、そこでバカデカイ外人達発見!




「ん?これって追いついてるのか?」




なんだかやる気になり、さらに加速!そして…




いました!同じカテゴリの集団が!




1.2.3.4.5…




約14人くらいでパックを形成しており、こっちのスピードの方が上だったのでそのままパス!




ただ、彼らにピタッと付かれてしまい、なかなか千切ることができない。おまけに前に出ようともしないので、約12%の勾配のある坂で一気にダンシングして離すことに成功!




2人だけだったかな、付いて来たの、、、。




そこからすごい追い風になり、行きの向かい風が嘘のように変化する。




バイクのギアは、アウター53、スプロケは12のトップ、ホイールは前輪50mmのディープ、後輪は85mmのディープ…。正直足りませんでしたが、案外ラストのランに足が残せれたのかもしれません。




ウェーブスタートで先にスタートしていた人たちをドンドンパスし、バイクはAv.
40km/hオーバーを達成☆




途中41km/hまで上げていたのですが、後半の向かい風でダウン。すっげーもがいたのですが、フロリダの風をなめたらいけません(汗)それにしてもバイクは苦し楽しかったです!最高でした☆




ランに移ってからは、一切抜かれることはなく、約1マイル(1.6km)過ぎた辺りでオーストラリアの選手をパスしたが、彼とはそこから一緒に併走することになる。




走行表示はマイル。1.6を掛ながら、kmのイメージに変換する。前半はまずまずのペースで走っていて、後ろにはオーストラリア人。




エイドはかなり混雑していた。彼が給水を取れなかったらいけないので、二個取りながら走る。




なんだかなぁ~すごい仲間意識が高まり、走りながら一緒に握手していました。




Togatherと言う言葉を彼が発し、しんどそうな彼を必死でフォローする。




そりゃー僕もきついけど、ここまで一緒に走ったんだから、最後まで一緒にと思っていたのですが、ラスト4㎞位のところで彼がダウン。




彼と別れる前に

「what you are name?」

と聞きました。さっぱりわからない(笑)英語を後目に

「let`s go! Finish・・・・」




分からなかったのですが、この時に直感で感じる事が出来ました。

「友よ!先にゴールにいっていてくれ!そしてゴールでまっていてくれ!」と…。




フロリダの風景を目に焼き付けながら必死で走った。路面、海、空…。何もかもが新鮮で、苦しさなんかすごくちっぽけに感じた。そして・・・




フィニッシュ!




メダルとタオルをもらい、一緒に併走していた彼を待つ。




もうフラフラだったけど、

「last run!fight」

彼も分かってくれ、右手で合図してくれました!




彼がフィニッシュ!するとすぐに僕のところに来てくれて、

「thank you!」

この言葉と同時に共の走りを称える意味でハグをした。すっごい感動しました。




僕が「thank you」と言うと、彼は「アリガトゴザイマス」




スポーツには言葉の壁はありません!最高でした☆




総合タイム4:15:02




人生で一番楽しいレースでした!




ほいならばーい☆

『KENSACK』
by winnozaki | 2010-11-15 00:27
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